「わぁっ!び、ビックリした……」




今さっきのこと、聞かれてないよね!?




見られてたら変人だよあたし。





「それでいいって、何が?」





「なんでもない!独り言!」




訝しげな目で見る壱哉から目を逸らす。





「まぁ、別にいいけど」




ホッとあたしは一息つく。




よかった……。





バレたら計画が台無し。




あたしはテレビに目を移す。




テレビでは、天気予報が流れている。




さっきの番組、終わったんだ。





『では、夜から朝にかけての天気です。今から雷が鳴るみたいですね、警報が出てます』





警報って……。