「お風呂上がったよ」
「ん、じゃ、俺行ってくる」
「行ってら〜」
あたしはテレビの前にあるソファーに座る。
すると、壱哉がふと思い出したように言った。
「あ、そうだ。純夏、外雨降ってるからな。雷鳴る予報だったけど驚くなよ」
「雷と雨は大丈夫だよ!停電さえしなければ」
「そっか、なら電気消えても慌てんなよ」
あたしはその言葉にコクンと頷く。
そんなあたしを見た壱哉はフッと笑ってお風呂場へ向かって行った。
その姿を確認し、あたしはバッと顔を覆った。
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