大キライ、○○だけど!~クリスマス、君にプレゼント~






「……っと、悪い。キツい?」




「当たり前じゃん!運動全然してないのに」





「でも、これであったまったろ?」





確かに。




体がポカポカと暖かい。




「もう走んないから安心しろ。行くぞ」




キュッと手を握り、早足で歩き出す。





壱哉の手、あったかいな。




意地悪だけど、優しい。




あたしの口から、意味もなく笑いが漏れた。




「あ、そうだった」




「?どしたの」




「いや、別に。てか、なんで笑ってんの」




ジッと見つめられる。




あたしは慌てて顔を背けた。




見つめないでよ、照れるじゃんか。