「さっきだよ。変質者が何とかってやつ」 え! あれ、アドバイスだったの!? 「全然わかんなかった……」 「うん、多分わかんないと思う。樹里に分かりにくいように言ってたから」 そ、そうなんだ。 なんか納得いかないけどしょうがないか。 大樹くんと帰れることが嬉しいことには変わりないし。 「樹里ー、早く食べないと時間無くなるよ」 「わっ、ホントだ!」 あと20分もない! あたしは急いで食べると、少し前に食べ終わっていた唯華を見た。