「わー、美味しそー!」
焼きあがったお肉を目にしてそう言うあたしたち。
「どんどん焼いてくから食べていけよ〜」
「颯先輩は食べないんですか?焼いてばっかりだし……代わりましょうか?」
「ん?あぁ、いいよいいよ……大丈夫。俺これやりながら結構食ってるし」
でも、ずっとしてもらうのは悪いし……。
「そんな顔しなくていいよ、大樹もいるし。この仕事は女子にはさせらんないよ」
なんて嬉しい気遣いなんだ。
「ごめんなさい、ありがとうございます……じゃあ、颯先輩お風呂1番どうぞ!」
「ふは、分かった……ありがと」

