「あ!あたしトランプ持ってきました!みんなでしませんか?」




トランプか……久しぶりだなぁ。





「うん、やろうやろう!何にしよっか」




「俺、大富豪がいい」





遥が、つぶやくように言う。





「大富豪?じゃあそれにしよ」





そして、あたしたちのトランプゲームは始まった。









…数時間後…





「なんか、トランプで遊びすぎたね。今何時……?」





あたしが時計を見ると、5時過ぎていた。




あたしの視線を辿って、唯華も時計を見る。





「うわ!5時だよ!?久しぶりにトランプすると、やめらんないね……」





確かに。