「うん、安かったし。それに、みんなで楽しみたいしね!」 唯華の笑顔に、あたしの頬も緩んだ。 「あはは、そうだね。あ、もう完成したよ!早速食べよ」 「オッケー、じゃあ蛯原くんと沙綾ちゃん呼んでくる。どこにいるの?」 「うーん、多分2階かな?」 「え!?何?もう進んじゃってんの?」 違いますけどね。 そこはあえて否定しないでおくよ。 「呼んできてもらっていい?あたし準備しとくよ」 「ん、じゃあ行ってくるね〜」 唯華はそう言って、軽い足取りで階段を上がっていった。