「……り!樹里!」
「へ……?」
大きな声で名前を呼ばれて、我に返る。
「樹里、教えてほしいことがある」
「大樹……くん?」
教えてほしいこと?
「遥くんは沙綾に何があったか聞いておいてくれる?俺、樹里に聞きたいことがある」
「分かりました、楠木……行こう」
「あ、うん……」
大樹くんに言われて、キッチンから出て行く2人。
「……腰抜けてる?」
ギクッ!
「え?えっと……う、ハイ」
気が抜けてしまったのか、混乱してしまったのか分からない。
けど腰が抜けてしまった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…