あたしはニヤリと笑って、そう言った。
「えっ、え!?」
「あとで、オススメのレシピとか教えるね。じゃあ、一緒に作ろ?」
「……はい!お願いしますっ」
こうして、あたしたちの料理は始まった。
「じゃあまず茹でるから……お湯沸かそっか」
あたしがそう言うと沙綾ちゃんは、はいっ、と元気よく返事する。
あとは何作ろうかな……。
サラダも作ろうっと。
お湯を沸かしながらサラダの準備を始める。
数分経って、沸いたお湯を見て沙綾ちゃんはあたしを見た。
「もういいんですか?」
「うん、あっ……沙綾ちゃん、エプロンのリボンがっ」

