「そうですか?でも蛯原くん、アピールしても無反応なんですよ!伝わらないんです」




やっぱり……遥なんだなぁ。




「諦めちゃダメだよ!遥は絶対振り向いてくれるから」





根拠なんてないけれど、遥は沙綾ちゃんをきっと好きになる。




「は、はい!そうですよね、諦めたら終わりですもんね!」




あたしは笑って頷いた。




そして、少しゆっくりしたあと、お昼ご飯作りに取り掛かる。




「あたし、颯と買い物行ってくるよ」




そう言って足りないものを買いに行った唯華と颯先輩。





「女子が作るので、2人はゆっくりしててね」