「うん、樹里、ちょっとこっち来て。颯、ちょっと2人っきりにするから頑張れよ」 「は?大樹もな」 「うっせーよ」 お互いそんなことを言いながら笑い合っている。 とても微笑ましい。 また後でな、と言って大樹くんはあたしの手を引っ張った。 「ここら辺でいいか」 颯先輩たちから少し離れたところに来て、大樹くんは腰を下ろす。 「樹里も座りなよ」 「うん」 静かな時間が流れる。 「ここも、人あんまり来ないみたいだね」 「だな。みんな今頃、写真撮ってるんだろ」