「さっきから泣いてんだよ、それだけ俺がいなくなるの寂しいんだよな?」
ぽんぽん、と頭を撫でる颯先輩。
「調子に乗らないでよ……もうこの高校でこんな風に4人で集まれないのが悲しくて泣いてるだけだもん」
その言葉を聞くと、あたしも泣きそうになってくる。
そうだ、大樹くんたちが卒業してしまうということは、もうここで、一緒にお昼ご飯を食べたりできなくなるということだ。
「っ……唯華ぁ、そんなこと言わないでよぉ」
あたしまで泣いてしまうじゃないか。
「大樹、樹里ちゃんだって泣きそうだけど?」
「……ニヤニヤすんな、颯」
ペシッと颯先輩を叩いたあと、大樹くんはあたしを抱き寄せた。

