「数年後は……必ず隣の指にはめたいと思ってるんだけど、受け取ってくれる?」 「えっ、もっ、もちろん!」 受け取るに決まってる。 「いつでも大歓迎ですっ……」 突然の言葉にどもりつつ、小さな声で返す。 そんなあたしを見た大樹くんは、座り直してあたしを引き寄せた。 「俺も今幸せだよ、樹里が笑顔でいてくれてて」 大樹くん……。 「ありがとう、あたしだって、大樹くんが笑顔でいてくれて嬉しい」 そう言って、あたしは大樹くんに軽く抱きついた。 自分から抱きつくのは久しぶりだなぁ。