「俺からも。気にいるかわかんないけど」
目の前に差し出されたのは、手のひらくらいの小さな箱。
「あ、開けてもいい、かな?」
そう言うと、軽く頷かれた。
ゆっくりと開けてみると、中には小さな指輪が。
「これって……ピンキーリング?」
キラキラしてる。
ゴールドのピンキーリング。
その中心には、結ったようなリボンがあり、小さなラインストーンが一粒埋められている。
細身でとても可愛いらしい。
「どう?気に入った?」
不安げな顔であたしの顔を覗き込む大樹くん。
そんな彼にあたしは精一杯の笑顔を向けた。
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