大樹くんに喜んでもらいたいし。
あたしは大樹くんにありがとう、と言ってキッチンへ向かう。
それからすぐ料理を作り始めた。
大樹くんの喜ぶ顔が見たいから。
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それからまた数日後。
月日は過ぎ、12月後半になってしまった。
もう少しで、大樹くんはこの学校を去ってしまう。
それに、自由登校期間もあるし。
いくら家では一緒といえど、学校で見かけることができないのは……ちょっと、いや、かなり寂しい。
だって、学校で会うってなんか特別な感じがするから。
あたしの勝手な考えだけど。
なんか、ドキドキするよね。

