「普通そうだよね!でも、今日、駅前のクレープ食べて帰ろうってあたしが言ったから」 あたしが先に来て、メニューを伝えてたところなの、と言う。 「その矢先に、あの2人組じゃん?これから食べるクレープが不味くなっちゃうところだった」 「あはは、ホントだね」 「だから樹里ちゃん来てくれて本当に良かった〜」 ニッコリと笑顔の紗羅ちゃんに、あたしは癒される。 「ならよかった!ところで、3人はいつ頃来る?」 「うーん、それが、さっき今から行くってきたんだけどね」 遅いんだよね、と呆れた顔を見せる。