「おはよー樹里!」




「おはよ、あれ?1人で来たの?」




颯先輩は?




「あー、沙綾ちゃんと来るって。一緒に行くかって言われたけど樹里に会いたくて1人で先に来た」





ニヤリと悪戯っ子のように笑う唯華。




「あはは、ありがと。入って入って、遥も来てるし」




「お、蛯原くん来てるの?早いね〜」




「うん、さっき来たよ。大樹くんと遥、なんか気が合うみたいで……」





あたしだけ仲間はずれ状態。





「だから唯華が来てくれてよかった」




「それはよかった。じゃ、上がりまーす」





中に上がった唯華は、リビングへ向かう。