「スッキリした〜」 お風呂入ると気持ちいいよね。 そろそろ大樹くんたち話し終わってるかな? リビングへ向かうと、まだ話し声が聞こえた。 「分かったよ、俺から言っとく」 少し呆れ気味の大樹くんの声。 言う? って誰に? その言葉のあと、電話を終えたらしく話し声は聞こえなくなった。 なんか、盗み聞きしてたみたいな感じになってしまった。 いや、最後の一言以外何も聞いてないんだけど。 ドアを開けると、大樹くんがあたしの方を見る。