「もしもし……お母さん?」
『あら、樹里ちゃん?』
え?
『私よ、わ・た・し』
もしかして、大樹くんのお母さん?
「どうかしたんですか?」
『大樹に電話したんだけど、出なくってね……樹里ちゃんはどうかと思って』
「あ、大樹くんは今、お風呂入ってます」
多分もう少しで上がってくると思う。
『あら、そうだったの?タイミング悪かったわ〜』
さほど気にしてなさそうに言う。
『大樹もうすぐ上がるかしら?』
「はい、上がると思いますよ。あ、かけ直しましょうか……?」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…