……え?




美和ちゃんに、隠しごとがあったの?





「隠してたこと?美和が?」





「え、えぇ……じ、実は」






そこで一瞬言葉が止まるけど、意を決したように口を開いた。





「私にも、婚約者が2人いるのです……っ」





「へ?」





つい間抜けな声が出てしまった。





美和ちゃんにも、婚約者が2人!?




こ、こんなことってあるの……?





「その人は、誰なんだ?」





創くんが、首をかしげる。





創くんも知らない人なの?





「それは……その、」





美和ちゃんは、その後の言葉を言わず、あたしの方を見る。





なんでこっちを?