そうだよね、いきなりだと前日学校だからバタバタだね。




「うん、じゃあ遥には連絡しとくね……唯華は颯先輩に?」





『今からするよ、沙綾ちゃんにも伝えといてって』





「分かった、じゃあまた学校でね」





『はーい、またね〜』





唯華のその声を聞いて、電話を切る。





「どう?いいって?」





隣で聞いていた大樹くんがそう問いかける。





「うん、ゴールデンウイーク2日目からお泊まりって」





あたしがそう答えると大樹くんはそっか、といってあたしを抱き寄せた。





「わっ……大樹くん?」





いきなりの密着状態に胸が鳴り始める。