場所はどうであれ、友達ができるのは嬉しいからね。
「あっ、そうだ!これ、良ければどうぞ」
さっき取った料理を彼女に渡す。
「え?よろしいのですか?どなたか他の方にお渡しなさるのでは……」
「冷めちゃいますし……またあとで取るので。あっ、良ければでいいんですよ!?」
慌ててそう言うと、彼女は笑った。
「じゃあ、遠慮なくいただきます」
あたしから料理をもらった彼女は、さらにニコニコとする。
「嬉しいわ、こういうことができて」
え?
「今まで、あまりこういうことができるお友達がいなかったので。みんなよそよそしくて」

