「2人、幸せになるといいね」 心の底からそう思う。 「そうだな、結構続いてるしな」 そういえば……もう2年近く続いてるのかな? す、すごい。 本当、幸せになってね……唯華。 なーんか、温かい気持ちになるなぁ。 「こんばんは」 去っていった唯華たちを見ていると、後ろから声をかけられた。 ゆっくりと振り向くと、どこかで見たような顔の人。 「大樹くん、樹里さん。久しぶりだね」 こ、この人は……。 「創さん」 やっぱり。