今来たばかり、なんだったらしないといけないからね。 「颯、挨拶回りは手短にしろよ?今日の招待客は話が長い」 た、確かに。 大樹くんの言う通り、みんな話が途切れなかった。 ほとんど大樹くん無理やりだったけど、自然に終わらせてくれた。 感謝しなきゃだね。 「了解。じゃ、行ってくるわ」 颯先輩の言葉に、唯華が頷く。 バイバイ、と手を振ると、唯華がグイッと近づいた。 「あ、樹里、それめちゃくちゃ似合ってる」 え? 「あ、ありがと!唯華も似合ってるよ!」 青色のワンピースドレスとよく合ってる。