『ホント?大樹先輩いいの?』
「うーん、今から聞いてくるよ。また後で電話するね」
あたしはそう言って電話を切り、大樹くんの部屋へと向かった。
コンコン
ドアを2回叩くと、ゆっくりとドアが開き大樹くんが出てくる。
「どうした?」
優しく問いかけてくれる。
「あのね、ゴールデンウイークにお泊まりしない?って唯華から来たんだけど……」
「泊まり?どこに?」
「あ、この家でどうかなぁ、って。沙綾ちゃんも遥も6人みんなで」
ダメ、かなぁ?
唯華と颯先輩、沙綾ちゃんと遥。
4人も泊まるとなれば……大変かな?

