「ゆっ、唯華!」 噂をすれば何とやら。 そこには、唯華と颯先輩が立っていた。 「遅れちゃったよ……着替えに時間かかっちゃってさ」 「それに渋滞してたよな」 不運だったね、それは。 「って、2人一緒に来たの?」 「そうだよ?沙綾ちゃんも用事があるみたいで、颯はあたしん家と一緒に来たの」 そうなんだ。 なんで2人?って思ったけど。 「唯華、そろそろ」 「まだ樹里と話したいんだけど……」 「あー、行ってらっしゃい。また後で話そうよ」