まぁ、そんなことどうでもいいけどさ。 「大樹くん、ちょっと疲れたね」 無事、挨拶回りが終わり一息つくあたしたち。 「そうだな……久しぶりだけど案外キツイもんだな」 あたしの言葉に頷く大樹くん。 「そういえば、颯と唯華ちゃん見ないな。どこにいるんだよ」 少し呆れ気味に言う大樹くんに、あたしも同じことを思う。 「来るって言ってたのにね……多分どっかに来て、」 「わっ!!」 ビックゥ!! 「な、なに!?」 両肩を後ろから軽く叩かれて、バッと振り向く。