4月28日。
特に何の変化もなく過ぎようとしている4月の終わり。
そんな時に唯華から電話が来た。
「え、お泊り?」
『そう!沙綾ちゃんも蛯原くんも』
じゃあ、6人でってこと?
「それ、いつ?」
『ゴールデンウイークに、どう?』
ゴールデンウイークかぁ……。
特に何も予定は無いけど。
「お泊まりってどこに……」
『それがまだ決まってないんだよね……出来ればあたしたちの家のどれか』
「家?あ、じゃあここは?あたしと大樹くんが住んでるこの家」
空き部屋ならあるし。
って、まず大樹くんに了承を得ないと。