「その、婚約者候補だった人のお父さんが、昔のことに関係してるみたいで……辛そうだった」 「そう……大樹先輩ってそういうの気にせずパパッてしちゃうのかと思った」 あたしも最初はそう思ってた。 何かあっても大樹くんなら乗り越えられるって。 だけど、それは違ってて。 予想以上に重そうな事情に、あたしは笑いかけることしかできなかった。 支えるって言えなかったんだ。 今度のパーティーで、何かあった時……あたしは大樹くんを支えることができるのかな? 自信がなくなってしまう。