「社長引き継ぎでパーティーを行うんだって」








「……え?」





あたしがそう言った途端、大樹くんは驚いたような声を出す。





え?





なんか、あたし変なこと言った?








「なぁ、そう……書かれてたのか?」





半信半疑、というような感じでそう聞かれる。





大樹くんは、少しだけうつむいた。





何かあった?






「う、うん、そうだよ?何か変なことでも……」





あたしの言葉を遮るように、大樹くんはリビングに急いで向かった。






どうしたの……?





あたしも大樹くんの元へ行く。