大好きな君と~ヒミツ、これからも~






「あ、この階ね。本当に助かるわ」




「いえ、えっと……A組は、ココですね」





あたしはおそるおそる1年生の教室がある廊下を歩き出す。





……なんか、視線が痛いんですが!





1年生にジロジロと見られてるような……。





あたしはそそくさとA組に入らせてもらい教卓に持っていた教材を置く。





ぎゃ、A組も人がいっぱいいる!





当たり前か、待ってるんだから。





「中谷さんありがとう。本当に助かったわ」





「いえっ!ではあたし帰りますね!さよならっ」






では、失礼しましたっ!




逃げるようにして1年生の廊下を早歩きする。