「元気にしてたー?朝早くにごめんなさいね」
「それはいいんだけど……2人してどうしたんだ?」
大樹くんがそう問うと、大樹くんのお母さんは笑いかけた。
「はい、コレ。あなたたちに渡しに来たの」
出された2枚の白い封筒を大樹くんが受け取る。
「招待状よ、1人1枚ずつね。でも一緒に行ってらっしゃい」
「え?お母さんたちは……」
「私たちの分は別にあるのよ。それはお父さんたちの分。2人とも会議が重なって行けないから」
そうなんだ。
って、招待状ってことは当たり前だと思うけどパーティーだよね?
うう、そういうのは好きじゃないんだよね……。

