交流会も無事に終わり、慌ただしい毎日からいつもの日常に戻りつつある。





あと少ししたら文化祭準備が始まってしまうのだけど。





「じゃあ、学校行くか」





「うん」





あたしたちはいつものように準備をして出て行く時だった。







と、そんな時、ピンポーン!と軽やかにチャイムが鳴る。





「朝から?誰だろ」





あたしが首をかしげると、大樹くんも不思議そうな顔をした。







ガチャッとドアを開けると、そこにいたのはあたしと大樹くんのお母さん2人だった。






「な、なんだ……誰かと思った」





というか、なんでお母さんたちが?