まぁ、何はともあれ、あたしたちは1位でゴール。
だからいいかな、なんて思う。
騒がしかった2日目が終わった。
次の日……というか最終日。
その日は半日で、特に大したイベントは計画されていなかった。
「もう帰る時間かぁ……早いね」
「ホント、楽しい時間はあっという間だなぁ……」
つまらなさそうに言う唯華。
楽しい時間はあっという間、か。
そうだね、毎日が本当に早い。
「高校で颯先輩といれるの残り少ないけど、いっぱい遊んでね!」
「それはそうだけど……もちろん、樹里も遊んでね?」
「了解!」
あたしはグッと親指を立てる。
そうして、楽しい2泊3日の交流会は幕を閉じた。

