もう、これだけでキャパオーバーしちゃいそう。 ていうか! なんだこの恥ずかしさ! 大樹くんは恥ずかしくなかったの!? うう……顔が赤いのが治らない! 心の中でそんな風に慌てるあたし。 それなのに大樹くんは平然としてかき氷を食べてる。 なんか悔しい。 あたしだけドキドキしてて。 悔しいけど、しょうがないのかも。 大樹くんはあたしより上手(うわて)だから。 ドドーンッ! 「ひっ!」 いきなりの大きな音にあたしはビックリする。