「う……ん、」




「わっ!」





び、ビックリした……!





大きな声出しちゃったよ。





「ん、何……」





そして起きてしまった!!





「あの、えと、起きたならよかった……体温計持って、」






そこまで言って、あたしの言葉が止まった。







なぜなら……大樹くんが起き上がってあたしの腕を引っ張ったから。








「へっ……ちょ、あの……大樹く、」










「やっと……戻ってきてくれた、」







え?




今、なんて……。





ギュウッと、強く抱きしめられる。






もしかして……寝ぼけてるのかな?