「ホント、待ち遠しいね〜。なんか早速楽しみになってきた!」
唯華もあたしと同じ気持ちみたいだ。
「あたしも!今年の花火大会……いっぱい思い出作ろうね!」
「りょーかい!絶対よ?」
あたしたちは笑い合った。
と、そこでメールが。
「あれ、大樹くんからだ」
「なになに?今日一緒に帰ろうって?」
ニヤニヤとした表情で言う唯華をあたしは見た。
「そうじゃないよ!?今日のお昼一緒に食べようって」
「おっ、また誘ってくれたね!卒業まで時間がないからかな?」
「そうかも。唯華はお昼オッケー?」
唯華は大きく頷く。

