そこまで言って、ハッと我に返った。 何を口に出してんの!? 「樹里がお望みなら雷鳴らなくなっても、ずっとやっとくよ?」 ズキュン。 優しい声音で言われて、ドキドキしてしまう。 今は……少しだけ甘えてしまってもいいかな? 「じゃあ……お、お願いします、」 「ふっ、了解」 あたしがそう言うと、大樹くんはあたしの体を軽く引き寄せた。 その後、あたしたちは、寝るまでゆったりと……そして少し甘い時間を過ごしたのだった。