そんなあたしを見て大樹くんが。











「何なんだよ……アレ。計算、なワケないか。天然でああされると困るんだよな、」





と言っているのを、あたしは知らない。








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「ふぅ、なんとか……早く上がれた」






雷は、まだ鳴ってる。





だけど、お風呂まで音は聞こえなかったなぁ。





「大樹くん……上がったよ〜」




「あ、大丈夫だったろ?」





あたしの顔を見て、そう言う大樹くん。





「うん、結構大丈夫……、」




ピカピカッ!!





いきなり窓に見えた大きな光に、あたしは目を瞑る。