大好きな君と~ヒミツ、これからも~






サァァァ……!




そう音をさせながら、降ってきたのは、雨。





「なっ、なんで!雨っ!」






ザァァァッ!!




「わわっ!すごい強っ……!」




「とにかくっ、あそこの屋根下に避難しよう!」





大樹くんはあたしの手を握ると、グイッと引っ張った。





そして連れてこられたのはベンチが置いてある屋根付きの木で作られた所。





「ここなら、休めるし……休憩していくか」




「そ、そだね……ていうか、何でいきなり」





周りを見ると、さっきと同じように強い雨が降っている。