先輩はトモダチ




「なんかあった?」


「さっき、わざわざここにきてすみれの連絡先聞いてきた。」



「「「え?!」」」



3人ともリアクションが大きすぎてあたしまでびっくりした。



「すみれのを?」


「教えたのか?」


「うん・・・」


「馬鹿ねすみれ!だめよ教えちゃ!」


「・・・やっぱ、そう思った~??」


あたしは、再び落ち込んだ。



「まぁ、連絡先くらい平気だろ。無視すればいいんだし。」




ナツは、ワタを同じことを言った。



「ナツ~ぅ・・・」


「そう落ち込むなってすみれ。」


「まぁ、仕方ないわね。」


「絶対相手にしちゃだめだよすみれ!あたし心配してるんだから!」



みんなに心配されてあたしは幸せ者か・・・。


いったんこの話題は中断して、あたしたちは授業へと向かった。