「よかったーいいタイミングでワタが来てくれて。」



あたしは大学内にあるカフェテリアでワタとお茶を飲んでいた。


ワタは、さっきのことを気にしているのか顔をそらしている。



「・・・・」


「も~いいじゃんワタ!さっきのことはもう忘れて!」



「わかってるよ。」


「最悪、ここでひとりで待ってたし」


「唐沢先輩が心配するだろ。」



ワタがそうつぶやく。


「ねぇ、なんで自然といっちゃんとあたしはセットになってるの?」


「ちげーの?」


「違うよ!ただ幼なじみの付き合いで一緒にいるのが自然になってるだけだよ?」


「ふーん・・・」


「いっちゃんは、お兄ちゃんみたいな人だから。」


「・・・それでいーのかよ」


「なんで?」


あたしの問いかけに、ワタくんは「はぁ」とため息。