今日は目覚めのいい朝。


いつもより早めに大学に行くことにした。






っていうのは嘘で……





「いらっしゃいませー」




綺麗な店員さんが私のことを入れてくれる。


朝からこんなお姉さんにコーヒーを入れてもらえるとありがたいよね。




私は、いつもの場所へと座る。



「いっちゃーん」


「おはよ、すみれ」


「今日は何限から?」


「んー?2限。」




そこにいたのは、幼馴染みで大親友のいっちゃん。


唐沢壱哉っていうあたしの1つ上の大学3年生。



あたしは、水木すみれ。
いっちゃんと同じ大学に通う大学2年生。




小学校から大学までずっと一緒なんだ。