佐藤さんと田中くん




「…………。」



(また寝てる…。)




私の隣の席の…田中くん。
この人は私がもっとも苦手な人だ。
田中くんはよく寝る。いや「よく」寝るっていう頻度じゃない。

「常に」寝る、だ。

…別に寝ても私自身には全く関係ないんだけど、


「おい田中お前また寝てんのか」

「…いてっ」

「何回このやりとりすればいいんだよ…いい加減飽きてきたぞ俺は」

「じゃあほっといてください…俺はいかにエネルギーを使わず日々を過ごすか研究中なんで…。……すー」

「…もう俺は知らねぇ。」




先生が田中くんに注意するその分授業が途切れるじゃない。あぁ迷惑。