恋の季節

『やったね!鈴花っっ!一緒のクラスだよ!!』


その元気な明るい声の主は…。


『わぁい!亜稀ぃぃ(泣)一緒だぁ!!』


やったぁ!!一緒のクラスゥでかしたぁあたしぃ!!


鈴花は入学式前なのにそれだけが

うれしくってうれしくてなきじゃくった。

顔がぼろぼろになって腰が抜けてしまった…。


もぅ…あた…あたし・うれしぃようっ!!


するとなぜか意識が遠のく…。


『あ・きぃ・・・、どうずればぁッヒッグッいいのぉぉ。やばぁいよぉ…ヒックッ…。』


腰がぬけて動けない…


あたしかっこわるぃ…みんな引いてるかも…。


『大丈夫?鈴花~泣き虫なんだからぁ~。今保健室にぃ・・・えっ!!』


んっ?な・・・なに亜稀どしたの?

顔赤くして驚いて…?

んっ?
鈴花は上をみあげた。


すると…意識遠のいていて気付かなかったけど…!?


知らない男の子があ・・・あたしを抱き上げて…


し・しかもぉ!

あたしをお姫様抱っこしている~~!!


きゃーっ!きゃーっ!


降ろしてぇ…。言いたくても声がでない…。


は…恥ずかしいっ!

振りほどきたいけど…

なんか全面的に体動かない…

目も開かなくて…

助けてくれた男の子の顔もみれないな…んて…完全意識不明~~