そんな目をする彼にダメとはいえず…

「す、少しだけなら…」

そう言うと彼は嬉しそうにお菓子を食べだした。

「ん〜!美味しいっ!」


「…あっ!それ‼︎」

「ん?なんか言った?」

私が止めようとしたと同時に彼は彼の分のお菓子を全て食べてしまった。


「美味しかったー。トモミありがとう」

そうにこやかに笑って部屋から出て行った。