『砂のように、繊細に、綺麗に、優く。月のように、輝き、堂々と。』


そんな意味だ、と聞いた。



「時雨砂月…。良い名前。」


私の何気ない一言に、彼は…この上ない顔をした。



「有難う……」


そう、呟いた。