…ん。
え、ここ…どこだろ。
「…ったぁ」
起き上がろうとした瞬間、頭に激痛が走って。
またベットになだれ込む。
待って?
待って、待って、待って。
ここ何処なの?
「…」
訳もわからないまま辺りを見回すと、…ラブホ?
「…え」
しかも隣には、気持ち良さそうに裸で寝ている男の人。
ぜんっぜん意味がわからないんだけどー!
夢なら、早く覚めてほしい。
…だけどいくら抓ってもこれは現実で。
とにかく!
この気持ち良さそうに寝てるバカ男を起こさなきゃっ!
「…あの、起きて下さい」
ちょっと遠慮しながらも軽く、男の人を揺さぶる。
「ん〜…」
でも男の人は寝返りをうつだけで、全然起きようとしなくって。
