クリスマスの奇跡?【短編】

「木本さんこそ、遅番ですよね?今日はこれからパーティとかするんですか?」


福永くん、切り返してきた。
私にそれを聞くのですね…。


「私もフリーですから。これから帰ってぼっちのイブだよっ。」


ちょっと拗ねたように言ってみた。
だってー。
イブにぼっちはやっぱり寂しいじゃない。

でも、そんな私に福永くんは笑ってる。
もー!
ぼっちの私を笑うなんて!


「もう!笑うなんて!福永くんだってぼっちのくせに!」


そう言って拗ねてみせると、なんと福永くんは信じられないことを言ってきた。



「じゃあ、お互いヒマなら一緒にごはんでも行きます?」