クリスマスの奇跡?【短編】

キス…?


「え…?」


私はびっくりして自分の唇に触れた。


今、触れたよね。
奏介くんの唇…。



「ゆうちゃん

好き」



唇に触れていた指を奏介くんに掴まれた。奏介くんが私を見つめる。



私も見つめ返す。



「私も、奏介くんが好き」



奏介くんの顔が近付いてくる。



再び触れ合う、唇。



そして離れる…。



私を優しく見つめる奏介くん。



「俺と付き合ってくれますか?」



キスした後で言うかなぁ。
なんて。


私嬉しいくせに。



「仕方ないなぁ。」



にやける顔を堪え切れてない顔で。